TMTのブログ

思ったことをそのまま綴ります

その瞳に映る世界

私たちは光を目で認識して物を「見て」います。その光の波長が違うために様々な色が存在することは皆知っていることです。

人が認識できる光を可視光といいます。その外側には紫外線や赤外線、X線と言ったものも存在しますが、人間の目では認識することが出来ません。動物の中には人間には認識出来ない範囲の光を見ることが出来るものもいるようです。また、デジタルカメラなどでテレビのリモコンなどを見ていると、赤外線を見ることが出来るそうです。

何が言いたいかというと、この世には我々が認識出来ない世界が実は目の間に広がっていると言うこと。そして、人は認識できない物は存在し得ないと断定してしまっていることです。
もしかすると、そこにないようで何か存在しているのかもしれません。世界はまだ解明されていないとも言えます。

次に可視光についてです。可視光には様々な色がありますが、それには様々な名称が着けられており、人々は赤、青、黄などの呼称で認識しています。

理科のお勉強をしていた私は生物によって、同じ物を見ているのに全く違う色に見えていることを学び驚きました。また、色盲という障害を抱えている方がいることも知りました。
それを知ったとき、私は不安になりました。「果たして、私が認識している赤色は他の皆が認識している赤色と同じなのだろうか?」と。
我々は幼い頃に見た色とその名称を無意識のうちに暗記しました。それさえきちんと一致していればその後は全く困らないのですが、他の皆が同じ言うに見えている保証はどこにもありません。

これを証明する方法を考えましたが、私の頭では無理でした。色を色の名称以上の情報で言語的に補うことが出来なかったからです。

隣にいる人間が実は自分とは全く違う景色を見ているかもしれない。
そう考えるとなんだか変な気分になりますね。